QRコードとは? QRコードの特長などを解説します。
JAN、CODE39、NW-7、CODE128、ITF、UPC等は一次元バーコードと呼ばれ、横方向のみに情報を持ちます。それに対し、QRコード等の水平と垂直の二次元方向に情報を持つバーコードの表示方式を二次元コードと呼びます。
二次元コードは両方向に情報を持つため、格納できるデータ量が多いのが特長です。
二次元コードはスタック式とマトリックス式に大別されます。
・スタック式 :
一次元バーコードを縦に積み重ねて縦横で情報を表示させたもの
・マトリックス式 :
情報を白黒交互のます目(セル)で縦横モザイク状に表示したもの
1994年に(株)デンソーによって開発されたマトリックス式の二次元コードです。
QRはQuick Response の略で、リーダーで高速読取ができるように開発されました。
省スペースに大量のデータをコード化でき、漢字等の2バイト系文字もコード化可能です。
QRコードのデータ領域を構成する最小の単位をセルといいます。
セルは正方形で、この組み合わせでQRコードは構成されます。
QRコードの角3カ所の二重の四角模様を切り出しシンボルといいます。
この切り出しシンボルにより 360°どの角度からでも読取が可能です。
QRコードの周りに4セル以上の余白が必要です。
充分な余白が無い場合、QRコードが読み取れない可能性があります。
数字のみの情報であれば、最大で7,089文字の情報をQRコード化できます。
下記のQRコードとバーコードはどちらも同じデータ内容です。同じ情報量なら、QRコードはバーコードの約1/10程度の大きさで表現できます。
一次元バーコードでは使用できなかった、かな・漢字がQRコード化できます。
作業の指示や商品内容といった文章をQRコードにすることができます。
QRコードは切り出しシンボルにより、360゜全方向から読み取りができます。
ラスキャナを回転させずにQRコードの読み取りができるので作業が軽減されます。
QRコードは誤り訂正機能により、QRコードに汚れ・破損があってもデータを復元することが可能です。
誤り訂正は4つのレベルがあり、レベルの高い方から、 H(優)、Q(高)、M(中)、L(低)となり、各訂正率は約30%、約25%、約15%、約7%になります。
誤り訂正レベルを上げるとQRコードにできるデータ量は少なくなります。
QRコードの使用環境などを考慮しレベルを指定します。
QRコードはデータ量、誤り訂正レベルによりサイズが異なります。このサイズをバージョンといいます。
バージョンは 1 〜 40 の 40 種類に分けられていて、値が大きくなる程大きいQRコードになります。
バージョンを固定する機能でQRコードの大きさを揃えて作成できます。
QRコードバージョン固定機能
QRコードには、データを分割してQRコードを作成できる機能があります。
QRコード連結・分割機能
QRコード(Quick Response Code)は、株式会社デンソーが開発し1994年に発表した二次元コードです。
1997年10月、日本で開発された二次元コードの中で、唯一、AIM International(国際自動認識工業会)で世界規格に認定されたコードであり、1999年1月には日本工業規格(JIS)に制定されました。
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。
ローランではQRコードを作成するソフトを開発・販売しております。
Excel、Access、Word上で簡単にQRコードが作成できます。
QRコード付きラベルが作成できる「QR Labeler」、QRコード画像が一括で出力できる「QRどっとBMP」が標準で付いています。
Windows OSで動作するQRコードの画像ファイルを一括出力するソフトです。
QRコード画像を大量に一気に生成する事が可能です。
Claris FileMaker ProでQRコードを作成します。
スクリプトでQRコードが作成できます。
Windows版及びMac版Claris FileMaker Proに対応しています。
Adobe IllustratorでQRコードを作成します。
Mac版 Adobe Illustrator に対応しています。